2015年1月15日木曜日

高級緑茶のおいしい淹れ方

緑茶はグレードが高いほど「うま味」が多いので、そのうま味を楽しむように淹れるには
かんたんなコツがあります。 写真の例は

茶葉     : 品種は奥豊  深蒸し茶で、 うま味たっぷりの高級茶です。
茶葉の量  : 5g (ふつうの大きさのスプーン1杯がだいたい5gです)
湯の量   : 50ml 
湯の温度  : 一度湯呑に湯を入れ、湯冷まししてから茶葉を入れた急須に注ぎました。
   

   
1煎目を注いだときの写真
【ポイント1】 茶葉の量 : 湯の量
          1      :   10  
 うま味を楽しむお茶でなければ、
        1 : 25~35くらい
                                           
 【ポイント2】 うま味を楽しむには、
  茶葉の開き初めに注ぐことです

湯の温度によって茶葉の開く時間が
違います。
深蒸しほど早く、浅蒸しほど時間が
かかります。
この例では、30秒で注ぎました。
   ☆茶の水色は薄黄色ですが、うま味 たっぷりであまいお茶がはいりました。
 
2煎目を注いだときの写真
2煎目は湯を注いでから、待たずに
すぐに注ぎます。

☆とても緑鮮やかで、コクのある
 まろやかな茶がはいりました。

茶葉は1煎目のときより、少し
開きました。

これなら3煎目もまだおいしくでます。





1煎目と2煎目の香、水色と味の違いをお楽しみいただけます。
ご自分でやってみて
自分の方法でお茶のおいしさを楽しんでいただければと思います。

これで、いただきものの高級茶も
おいしく淹れられるでしょう。



2015年1月11日日曜日

ハウス茶園

H27年3月15日開催予定の新茶まつりにむけて
ビニル張りをやりました。加温をして路地より
1か月以上早く収穫をします。

株式会社小栗農園さん、JAハイナンさん、牧之原市、ティーファームが協力して
毎年3月中旬に「牧之原新茶まつり」を開催します。

一足早く新茶が味わえるとあって、大勢の方が牧之原台地の大茶園に
集まります。

新茶の手摘み、手もが体験でき、製茶工場での製茶見学ができる他、
楽しい新企画も考えているところです。

☆新茶はなぜおいしいのでしょう?

うま味成分のアミノ酸がいっぱい含まれているからです。
越冬中に地上部の生育が停止する代わりに、養分は根に集中し蓄えられます。

春になって、気温が上昇するとともに新茶芽の活動が始まると、
徐々に根に蓄えられた栄養分が、アミノ酸となって新茶芽に送られ、
うま味たっぷりの新茶がすくすくと育つのです。

☆手もみのお茶っておいしいの?

手もみは芸術です。
近代的な製茶機械は製茶工程中「茶の水分量」を常時センサーで検知し、
蒸し葉の乾燥に必要な熱量、風量、加圧量をコントロールします。

「手もみ名人」の手のひらは高性能のセンサーになっていて、茶をもみながら
外気温、湿度を肌で感じ、蒸し茶葉中の水分含量を的確にとらえ、
手もみ製茶の10工程を5時間かけてもみあげます。

先進技術を駆使した近代的な製茶機械は、すばらしい茶をもみあげますが、
手もみ名人のもんだ茶は、めったに味わえないとても貴重な味わいがあり、
製品のその形状たるや、針のようにピンと伸びた茶はまさに芸術作品です。

また、手もみは、和紙張りの台(「ほいろ」という)の上で下から加温して
もむため、茶渋のついた和紙から独特な香気が出るので、機械もみとは
違う香気があります。

牧之原新茶まつりでは「手もみ体験」ができますよ。どうぞお越しください。